2012.09.19Tips(ヒント)あれこれ
百日せきなど長引く咳やぜんそく発作に用いる、まさかの漢方食材
しつこい咳には黒酢らっきょうと米黒酢の酢もろみが有効だった
病院から投与されていた、抗生物質やステロイドを含む複数の薬をしっかり服用しているにも関わらず長引く咳が全く治まらず、だるさや発熱まで併発したりして悩んでいる方からのご相談を受ける機会が少なくありません。 こういった場合、特にDr.からの投薬(治療)を受けている方には、よほどご希望がある場合を除いて漢方薬は第一選択としません。副作用の心配の無い機能性食品(食材)や、なるべく自然のモノを活用してDr.の治療を援護射撃していきます。 長引く咳やぜんぞくのような発作に卓効を示し、昔から重用されてきたのが薤白(がいはく)という生薬です。この薤白とはらっきょうのことで、天然醸造の米黒酢・坂元のくろずで漬けこんだ「黒酢らっきょう」は、昭和大学医学部にて私たちが参加した研究も含めて、さまざまな生理機能が認められています。 もちろんアレルギー性の咳嗽にも通用しますので、辛い咳の状態が慢性化してしまった方は一度お試しください。お役に立てますよ。 また、呼吸器に炎症を起こしてしまう咳のような、微小循環障害に適している薬以外のアイテムを調べてみると、粘膜強化に定評のある黒酢のカス「諸味(しょみ)」も非常に使い勝手が良いという情報がありました。 これに「坂元のくろず」を併せて服用すると喉の滋潤も出来て効率が良いことも判明。 新鮮な酸素を全身に運ぶ役割を果たす細胞で、血球成分の99%以上を占める赤血球の変形能改善作用が証明されているので、肺の毛細血管の血流にも向いていると考えられるからです。 年齢や性別、妊娠・授乳の有無を問わず、しかもDr.からの投薬があっても一切心配無く使用することが出来る。更にその機能性(生理作用)が医学的に認められている食品は、そうたくさんはありません。その他、黒酢らっきょうに関する記事はこちらも参考にして下さい。
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「創始本舗 くろずらっきょ」のレビュー記事一覧。季節によってはマイコプラズマにも注意!
2012/09/18付けのNHK NEWS WEBが伝えたところによると、マイコプラズマという細菌による肺炎の患者が、この時期としては過去10年で最も多く報告されたようです。【肺炎マイコプラズマ】 5~35歳の人の肺感染を起こす最も一般的な病原体。潜伏期が10~14日と長期間なのでゆっくりとした流行の原因となります。密接な接触や学校、家庭内など閉鎖的な集団で起こりやすい肺炎です。 初期症状は倦怠感、咽喉痛、痰の絡まない咳嗽を伴うのでインフルエンザに似ています。疾患の進行に従って重症化すると咳は発作性となり、時に血が混じる痰を喀出することもあります(疾患の進行はゆるやか)。 急性症状は通常1~2週間続きその後次第に回復するが、多くの患者は引き続き数週間疲労と倦怠感を伴う。症状は通常穏やかであり自然に回復していきますが、時に重症化することもあります。 マイコプラズマ肺炎は、X線検査で見つかります。血液検査でマイコプラズマは確定できますが、血液検査を行うことはほとんどありません。 症状やX線検査の結果からマイコプラズマ肺炎が疑われる場合は、マイコプラズマと診断が確定する前でも治療を開始します。マイコプラズマ肺炎に対して使用される主な抗生物質は、エリスロマイシンとドキシサイクリンです。 クラリスロマイシン、アジスロマイシン、フルオロキノロンなども効果があります。抗生物質を投与すると、熱が下がりはじめ、肺への影響も少なくなり、回復が早まります。しかし、マイコプラズマ肺炎は抗生物質ですぐには完治せず、治療しても数週間にわたって体内に生息し、他の人に感染します。 メルクマニュアルまた、マイコプラズマに限らず、喘息などでも咳が長引くと、肺や肺胞などの粘膜、またはその周辺組織に酸素や栄養を供給している毛細血管にダメージが蓄積して血流が悪化してしまうことや、咳や呼吸困難のせいで睡眠や休息を満足に取ることが出来ないストレスから血液ドロドロホルモンであるカテコールアミンが増えて、血液が流れにくくなり、体力が低下してしまうことが問題になります。 従って抗生物質や咳止め、気管支拡張薬などによる対症療法だけでなく、血液の質を高めたり血管自体をしなやかにして組織や細胞に十分な酸素・栄養を行き渡らすことで、病気をやっつける基礎体力(地力)を引き上げる策を講じましょう。