2013.10.02Tips(ヒント)あれこれ
女子は7の倍数、男子は8の倍数。腎気の変化と更年期の本当の意味
「腎気」の変化
中医学(漢方薬の内容やその具体的な用い方を示した学問)に「腎気」という言葉があります。これは栄養の摂り込みと代謝の機能や、生殖機能・運動機能を含めた、いわゆる「生命エネルギー」といった定義をされています。 今から2000年以上も昔に著された中国最古の医学書「黄帝内経・素問(こうていだいけい・そもん)」(紀元前202~紀元8年)の中には、次のようなことが書かれています。女子の腎気・腎精
- 7歳で腎気が盛んになり、歯が生え代わり、髪も伸びる。
- 14歳で月経が始まる。(俗に言う思春期)
- 21歳で体格は頂点に達し、
- 28歳で女性として体が最も充実。毛髪も豊かになる。
- 35歳で衰え始め、
- 42歳で白髪やシワが目立ち始め、心身の不調が見え隠れ。
- 49歳で月経が停止する(閉経)。(俗に言う更年期)
- 56歳(50代)肝気の衰えにより、イライラや目の疲れを感じる。
- 63歳(60代)心気の衰えにより、動悸息切れを感じたり不眠が発現。
- 70歳・77歳(70代)脾気の衰えにより、胃腸虚弱・食欲不振、下痢便秘など。
- 84歳(80代)肺気の衰えにより、風邪をひきやすくなったり咳が残ったり、皮膚の枯燥も。
- 91歳(90代)腎気が衰える…… とはいえ、素晴らしい長寿です。
男子の腎気・腎精
- 8歳で腎気が充実し、
- 16歳で精気も充実し子を成せる。(精通)
- 24歳で筋骨が壮健となって男性の体が出来上がり、
- 32歳で男性として最も充実した身体になり、
- 40歳で腎気が衰え始め、脱毛も始まる。
- 48歳で顔は年をとり、白髪も目立ち始め、
- 56歳(50代)肝気の衰えにより、身体全体が老化しイライラや目の疲れを感じる。また生殖能力が落ちる。
- 64歳(60代)心気の衰えにより、動悸息切れを感じたり不眠が発現。歯も髪の毛も抜ける→老年期に入る。
- 72歳(70代)脾気の衰えにより、胃腸虚弱・食欲不振、下痢便秘など。
- 80歳・88歳(80代) 肺気の衰えにより、風邪をひきやすくなったり咳が残ったり、皮膚の枯燥も。
- 96歳(90代)腎気が衰える…… とはいえ、素晴らしい長寿です。
気が付きました?
これを現代人に全て当てはめることはできませんが、およその身体的変化は上手く表しているようです。節目節目に、大切なカラダをケア(養生)するべきとの、先人たちの教えです。 ところでお気付きでしょうか?女子は7の倍数、男子は8の倍数で「腎気・腎精」が変化しています。・・・ということは、肉体(肌肉)の老化防止(アンチエイジング)は老化が進む前、つまり「腎気」が衰える前(女子は35歳、男子は40歳前後)から予防することが理想的だと言えます。 まぁ実際この年代は、精神的にも肉体的にもまさに充実しており、病気になりにくく、いたって健康で、二日三日くらい徹夜しても平気な頃なので、ワタシが「予防が大切ですよ」と説いても、なかなか相手にされません(^^;更年期の本当の意味と、その予防法
幼少期、青年期、壮年期、老年期それぞれの「期」から「期」へ移る時期が全て「更年期」なのですが、特に女性の閉経前後は不快な症状がでやすいため、「更年期症状」などと呼んでいますね。 「人は血液・血管から老いる」という言葉もあります。ここをしっかりケアすることで、細胞の活性化が促されて代謝も上がり、そのまま真の「予防」になるものと、ワタシは考えます。 たとえば、「ダイエット」と聞くと、ほとんどの方が「減量」・「体重調整」というイメージを抱かれますが、私たちがご紹介をしている減量法「サンサンシステム」は、体液調整(血液浄化)を目標としています。 食事の摂り方にメリハリをつけ、同時に血液・血管の質と血流の改善をすることで代謝が高まり結果的に、肥満の方はその体重が減少します。 反対に、滋養を貯めておくことができない人(皮膚が青白くガリガリにやせ細っているタイプ)がサンサンシステムを行うとふっくらと赤みを帯びて、体重は適度に増加していくんですね。その他、参考記事もご一読下さい。
- 妊娠を希望している2人に伝えたい、たった一つの大切なこと。
- 不妊で悩んでいるカップルの多くが肥満傾向に。
- 2人目不妊で4年も悩まれたご夫妻が、たった2ヶ月でご懐妊。さすがの私も驚いた例。
- 閉経前の女性のダイエットでは生理の前後で減量方法に変化を付ける理由。
- 糖尿病や高血圧から生理痛、冷えまで著効を発揮したとっておきのアルコール飲料