【特別企画・ブログで一問一答】
「薬やサプリメントについて」、「健康や病気について」寄せられた質問・相談に、山浦がズバっと回答します!
Q.
「坂元のくろず」が痛風によいと聞きましたが、なぜ黒酢を痛風に用いるのですか?
Fさん(50代・男性)
A.
Fさん、ご質問ありがとうございます。
痛風とは尿酸値が高くなって起こる高尿酸血症が原因の病気です。尿酸はふだんは血中に溶けて体内を循環しています。しかし、尿酸値が高くなりすぎると血液中に溶けきれなくなり、結晶化して発症するんですね。
尿酸値の基準値は
[7.0mg/dL以下] ←尿酸が血液に溶けきれる限界の数値
この結晶が関節で炎症を起こすことで、立ち上がったり歩くことすら困難になるほどの激痛が生じます。名前の由来は、痛みが風が吹くように全身の間接を移動することや、風が吹いただけでも痛いとの意味から来たと言われています。
さて、黒酢が痛風に用いられる根拠は単純です。黒酢にはクエン酸が含まれており、このクエン酸が尿をアルカリ化する作用があるからです。黒酢の選び方はこちら。
あれも黒酢?これも黒酢?分かりにくいので食酢品質表示基準で確認してみた。
尿酸は酸性。酸性のものはアルカリ性のものによく溶けることから、黒酢を摂取することで効率よく尿酸を尿中に排出(カラダから追い出す)することを助けるので、酸性食品を控えてアルカリ性食品を摂るようにしましょう。
酸性食品とアルカリ性食品の説明はこちら。
ちなみに痛風の改善に必要なクエン酸の量は1日2gと言われています。これはおよそ20mLの黒酢に換算されるようです。サント薬局で坂元のくろずを飲まれている方は、ちょうどこれくらいの量を毎日飲まれていますので、もしも痛風以外の目的で使用されていたならば、一石二鳥になります(^^)v
黒酢の正しい飲み方はこちら。
※もちろん、黒酢以外にも、オレンジ、レモン、イチゴやグレープフルーツなどの果物にもクエン酸が含まれていますし、梅干しも外せませんよね。ふだんの食生活にこれらも欠かすことは出来ませんね。
その他、黒酢のはたらきについてはこちらも参考にしてください。