2015.07.02ブログで一問一答
よく口の中を噛み、出血することがある人が注意するべきポイント
Q. よく口の中を噛んで出血します。普段はそんな事ないし思い当たる原因も無いのですが、何か気をつけるべき点はありますか?
山浦先生こんにちは。私は食事中にうっかり口の中を噛んで出血してしまうことがよくあります。ただ毎日というわけではないし、これといって思い当たる原因やきっかけも無いのですが、何か気をつけておく事などはありますか?Y.T.さん(30代・女性)
A. 歯並びにも問題なく、日常的でもないならば……
Y.T.さん、ご質問ありがとうございます。口の中を強く噛んでしまい出血したり、激痛に苛まれることはわりと多くの方が経験しているかと思います。実は私も時々あります。 ズバリ、口の中を噛んでしまう原因の多くは『むくみ(浮腫)』です。特に首から上に浮腫みがあると、口腔内も浮腫んでいるので食べ物を咀嚼(そしゃく=噛み砕くこと)している時に、普段は歯に干渉していない部分が腫れてしまい、「ガリっ!」と噛んでしまうんですね。日常的に潜んでいる、むくみの原因とは…?
それでは浮腫みの原因は一体何か?というと、まず考えられるのは近々の食事の内容に塩気の強いものや味の濃いものが含まれていたのではないかということ。 昨夜外食したまたはここ数日、外食や飲み会が続いているなどがあれば特にむくみやすくなります。 それからもう一つ。身体を冷やしてしまうこと。冷えがあると血流が悪くなり代謝効率も落ちます。するといわゆる水はけが悪くなり(水毒)、浮腫みとして表れてしまうんですね。 極端に歯並びが悪くて常に口腔内を噛んでしまうようならば、歯科矯正などの治療を視野に入れる必要も出てきますが、そういうわけでも無ければ、先ずは献立や生活習慣の見直しから始めてみてはいかがでしょうか?たとえば下のような事柄に注意。- 塩気の強い食材や濃い味付けのおかずを控える。
- 身体を冷やさないよう野菜は火を通して食べる。
- 同じく入浴をシャワーで済まさず湯船に浸かる等極力避ける。
- 過度の飲酒。
- 過労。
- 睡眠不足。睡眠の質の低下。