2018.03.26漢方知識
春は連翹(レンギョウ)の花で始まる
三月下旬になって、家周辺の道沿いには可愛らしい、黄色い小花が点々と咲いてきました。
それはいけばなにも良く使われている花材―連翹(れんぎょう)です。
連翹は灌木で、中国、朝鮮と日本にはそれぞれの原産種があるらしいです。
咲く時期は3月下旬から2週間ぐらい。花が終わった頃緑の葉が出てきます。
長い冬を経て、一番我慢しづらい時に、この明るい黄色の小花を見たとたん、
「春が来た!」と希望が見えてきたような感じします。
ヨーロッパでは「春はレンギョウの花で始まる」と言われるほど、春になくてはならない花です。だからこそ連翹の花言葉は「希望」です。
富士堂漢方薬局 袁
それはいけばなにも良く使われている花材―連翹(れんぎょう)です。
連翹は灌木で、中国、朝鮮と日本にはそれぞれの原産種があるらしいです。
咲く時期は3月下旬から2週間ぐらい。花が終わった頃緑の葉が出てきます。
長い冬を経て、一番我慢しづらい時に、この明るい黄色の小花を見たとたん、
「春が来た!」と希望が見えてきたような感じします。
ヨーロッパでは「春はレンギョウの花で始まる」と言われるほど、春になくてはならない花です。だからこそ連翹の花言葉は「希望」です。
連翹は花の観賞だけではなく、実(種)が二千年前から漢方の常用薬として使われています。漢方薬の連翹は、清熱剤、解毒剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤として、インフルエンザや、風邪、皮膚病、腫瘍などによく用います。成分にトリテルペン、モノテルペングリコシド、リグナンを含み、強い抗菌、抗アレルギー作用があります。
富士堂漢方薬局に扱っている連翹を配合された方剤は沢山あります。
例えば、銀翹散(ぎんぎょうさん)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)、響声破笛丸(きょうせいはてきがん)など薬局でよく使われています。
いつも連翹の花を生けるときに、漢方のことを思い出したら、植物に対して本当に尊敬と感謝の気持ちになります。
富士堂漢方薬局 袁
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