2013.12.26漢方知識
お正月と漢方生活知恵――屠蘇酒・屠蘇(延命)散
もうすぐお正月ですね。
「おとそきぶん」という言葉があるように日本には元旦の朝、家族全員で屠蘇酒を飲む慣わしがありますね。数種類の漢方生薬を調合した屠蘇延命散を大晦日の夜から清酒やみりんに一晩つけこむお祝いのお酒です。
諸説がありますがこれは中国の伝説の名医の華佗(三国時代)が処方した万能薬という説が有力です。
屠蘇の風習は、「蘇(病をもたらす鬼)」を「屠る(ほふる)」という意味で、中国では唐(7~10世紀)にお正月の行事となりました。その後日本には平安時代に伝わり、江戸時代には一般的な年中行事として広がりました。
「悪鬼・疫病を治し、邪気・毒気を払うとされ、一人でこれを飲めば一家に疫なく、一家でこれを飲めば一里に疫なし、元旦のこれを飲めば一年中病気にかからない」と信じられてきたわけです。
屠蘇散の処方には身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり風邪予防に効果的な生薬を含んでいます。
ついつい飲みすぎ、食べすぎになってしまうこの季節、胃腸にも負担がかかります。
過ぎたるは及ばざるが如し。
特にお酒とは適度な関係でお付き合いできるといいですね。
「おとそきぶん」という言葉があるように日本には元旦の朝、家族全員で屠蘇酒を飲む慣わしがありますね。数種類の漢方生薬を調合した屠蘇延命散を大晦日の夜から清酒やみりんに一晩つけこむお祝いのお酒です。
諸説がありますがこれは中国の伝説の名医の華佗(三国時代)が処方した万能薬という説が有力です。
屠蘇の風習は、「蘇(病をもたらす鬼)」を「屠る(ほふる)」という意味で、中国では唐(7~10世紀)にお正月の行事となりました。その後日本には平安時代に伝わり、江戸時代には一般的な年中行事として広がりました。
「悪鬼・疫病を治し、邪気・毒気を払うとされ、一人でこれを飲めば一家に疫なく、一家でこれを飲めば一里に疫なし、元旦のこれを飲めば一年中病気にかからない」と信じられてきたわけです。
屠蘇散の処方には身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり風邪予防に効果的な生薬を含んでいます。
ついつい飲みすぎ、食べすぎになってしまうこの季節、胃腸にも負担がかかります。
過ぎたるは及ばざるが如し。
特にお酒とは適度な関係でお付き合いできるといいですね。
富士堂漢方薬局 飯田橋本店 草野
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