2014.07.25薬膳と養生法
夏に負けない食事
こう暑い日が続くと、食欲が落ちて、冷たい飲み物ばかりになりがちですが、それでは体力がつかず、体も冷えて、体調不良の原因になります。
そこで、夏に負けない食事を考えてみました。
お中元の定番の素麺は、食欲の落ちる暑い夏でも喉ごしがよく、細く長いお付き合いをという日本人らしい心配りの素晴らしい食べ物です。(ちびまる子ちゃんのおかあさんが言っていました。)
その通りと思いますが、さらにプラスしたいのが、生姜など、食欲を刺激し体を温める薬味と、卵やお肉などのタンパク質を含む食品です。
特に豚肉はビタミンB1を多く含み、糖質の代謝を助けます。麺類で炭水化物ばかりを摂っても、代謝が悪いと、重だるさを感じてしまいます。
疲労物質を分解したり、胃酸の働きを助けます。冷やし中華は野菜や肉や卵と一緒に酸味の効いたたれで食べるので、夏にぴったりですね!
私は、梅干を入れて炊いたご飯が好きです。炊き上がったら、梅干を崩しながら大葉や白胡麻を混ぜてもおいしいです。
薬膳では酸味と甘味を合わせると津液を生むという考えで、水分補給に甘酸っぱい食べ物、例えば果物などは良いとされています。
食べる量が減ると、特に女性に不足しがちなのが鉄分です。鉄分が不足すると、微熱が続いたり頭痛がしたり、倦怠感がより酷くなることがあります。
パスタにするならボンゴレ、焼き鳥ならレバーも、冷しゃぶを作るなら赤身肉、お刺身にはカツオ、サイドメニューにほうれん草のソテーなど、鉄分の多い食品を意識して食べましょう。
強い紫外線を浴びると活性酸素が増え、細胞の老化を促進させます。ポリフェノールは過剰な活性酸素を除去したり酸化を抑制します。
夏野菜のトマト、ナス、ピーマン、カボチャ、オクラなど、たっぷり食べましょう。
バーニャカウダや夏野菜のトマト煮、カレーがお勧めです。
バーニャカウダ:イメージ
調理の対策としては、電子レンジクッキングを活用すると、炎や蒸気の熱で室温が上がるのを防ぐことができます。
缶詰の素材缶を利用すると、調理時間の短縮を図ることができます。例えば、さばの水煮や豆類など。
また、スパゲティを素麺に変えて作ると、ゆで時間の短縮になります。冷製パスタのように洋風にアレンジした素麺もおいしいですよ。
どうしても、食が進まなければ、少しずつ、何回かに分けて食べるようにします。
鶏のくずたたき、卵豆腐、まぐろの山かけなど、消化が良く、タンパク質も含まれる食品も食べるようにしましょう。
胃が弱ってしまったら、漢方薬で脾胃の力を高めると、食欲が改善します。
そこで、夏に負けない食事を考えてみました。
①素麺だけに頼らない!
お中元の定番の素麺は、食欲の落ちる暑い夏でも喉ごしがよく、細く長いお付き合いをという日本人らしい心配りの素晴らしい食べ物です。(ちびまる子ちゃんのおかあさんが言っていました。)
その通りと思いますが、さらにプラスしたいのが、生姜など、食欲を刺激し体を温める薬味と、卵やお肉などのタンパク質を含む食品です。
特に豚肉はビタミンB1を多く含み、糖質の代謝を助けます。麺類で炭水化物ばかりを摂っても、代謝が悪いと、重だるさを感じてしまいます。
②酸味をうまく取り入れて
疲労物質を分解したり、胃酸の働きを助けます。冷やし中華は野菜や肉や卵と一緒に酸味の効いたたれで食べるので、夏にぴったりですね!
私は、梅干を入れて炊いたご飯が好きです。炊き上がったら、梅干を崩しながら大葉や白胡麻を混ぜてもおいしいです。
薬膳では酸味と甘味を合わせると津液を生むという考えで、水分補給に甘酸っぱい食べ物、例えば果物などは良いとされています。
③鉄分も摂ろう
食べる量が減ると、特に女性に不足しがちなのが鉄分です。鉄分が不足すると、微熱が続いたり頭痛がしたり、倦怠感がより酷くなることがあります。
パスタにするならボンゴレ、焼き鳥ならレバーも、冷しゃぶを作るなら赤身肉、お刺身にはカツオ、サイドメニューにほうれん草のソテーなど、鉄分の多い食品を意識して食べましょう。
④ポリフェノールは強い味方
強い紫外線を浴びると活性酸素が増え、細胞の老化を促進させます。ポリフェノールは過剰な活性酸素を除去したり酸化を抑制します。
夏野菜のトマト、ナス、ピーマン、カボチャ、オクラなど、たっぷり食べましょう。
バーニャカウダや夏野菜のトマト煮、カレーがお勧めです。
バーニャカウダ:イメージ
⑤暑さ対策
調理の対策としては、電子レンジクッキングを活用すると、炎や蒸気の熱で室温が上がるのを防ぐことができます。
缶詰の素材缶を利用すると、調理時間の短縮を図ることができます。例えば、さばの水煮や豆類など。
また、スパゲティを素麺に変えて作ると、ゆで時間の短縮になります。冷製パスタのように洋風にアレンジした素麺もおいしいですよ。
どうしても、食が進まなければ、少しずつ、何回かに分けて食べるようにします。
鶏のくずたたき、卵豆腐、まぐろの山かけなど、消化が良く、タンパク質も含まれる食品も食べるようにしましょう。
胃が弱ってしまったら、漢方薬で脾胃の力を高めると、食欲が改善します。
富士堂漢方薬局 飯田橋店 寺島
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