2014.11.18薬膳と養生法
保存食のススメ
雨や台風の日、また、これからは寒くなって、買い物に出るのが億劫な時がありますよね。
そんな時のために、災害時の非常食用も兼ねて、常温で長期保存が可能な乾物や、缶詰を備蓄しておくと便利です。
水道が止まってしまうほどの災害時は、乾物料理は難しいものもありますが、ただ単に外出を避けたい時には、とても重宝します。乾物は、食物繊維やカルシウム、鉄分などの栄養素が生よりもアップしているものが多くあります。
例えば、
・切り干し大根…食物繊維、カルシウム、鉄分を多く含みます。定番の煮物の他に、ツナとマヨネーズで和えてサラダ風にしたり、お好み焼きを作るときに、キャベツの代わりに使ったりすることもできます。
・桜えび…カルシウムと抗酸化作用のあるアスタキサンチンを多く含みます。こちらもお好み焼きには定番ですが、パスタ、おにぎりや卵焼きに混ぜてもいいですし、冷蔵庫に残りがちな玉ねぎや人参でかき揚にしてもいいですね。
キャベツと桜えびのパスタにすると、カルシウムの他に、キャベツのビタミンCも摂ることが出来ます。冬はキャベツではなく、白菜でもいいですね。
・高野豆腐…たんぱく質、カルシウム、亜鉛などを多く含みます。今は、戻し時間の短いタイプのものがあり、手軽です。青菜、人参とお出汁で炊いて、卵とじに。
・干しシイタケ…日光を浴びることで、ビタミンDに変化するエルゴステロールや、脂質の代謝を助けるビタミンB2を多く含みます。スライスした乾物なら、戻し時間が短く、チャーハン、茶わん蒸し、混ぜご飯の具などに便利です。
他にも、わかめ、とろろ昆布、お麩は、汁物の具にすぐに使えて便利ですし、春雨や素麺は主食にも汁物やおかずにも使えます。青のりや胡麻はおにぎりや和え物、炒め物、揚げ物の衣などの風味づけにも適しています。
乾物は、開封したら、湿気ないよう密閉し、冷凍庫や冷蔵庫に保存した方がよいものもあるので、ご注意ください。
乾物は見た目、干からびて地味ですが、天日の「陽の気」をたっぷり浴びていますから、日照時間が少ない、陰の季節の冬に食べることは、陰陽のバランスという点で、理にかなうことです。そういえば、伝統的なおせち料理には、乾物が多いですよね。今は、全てが天日干しではありませんが、単に水分が抜けただけではない、乾物のパワーってすごいですね。
さて、缶詰は、最近は、おつまみやカレーの種類が充実していますね。素材缶は、調理の手間をだいぶ短縮できますし、保存のための添加物がないのが安心です。栄養成分としては、例えば、トマトの水煮缶は、生のトマトよりもリコピンや旨み成分のグルタミン酸が多いですし、サバの水煮缶は、DHAやEPAが多く含まれ、栄養価は生と比べてほぼ損失がありません。
私は、保存食用に、
1 豆(水煮)
2 肉(鶏ささみ、焼き鳥レバー、コンビーフなど)
3 魚介類(ツナ、さんま蒲焼、さば味噌煮、さけ水煮、あさり水煮など)
4 野菜(トマト水煮、野菜ジュース、マッシュルーム、ミックスべジタブルなど)
5 果物(みかん、フルーツミックスなど)
の5種類が揃うように、適宜ストックしています。どれも手頃な価格です。
もちろん、生鮮食品のビタミンや酵素の力も必要ですし、美味しいですが、いざという時のために、乾・缶を上手に活用できるように準備しておくといいと思います。
そんな時のために、災害時の非常食用も兼ねて、常温で長期保存が可能な乾物や、缶詰を備蓄しておくと便利です。
乾物
水道が止まってしまうほどの災害時は、乾物料理は難しいものもありますが、ただ単に外出を避けたい時には、とても重宝します。乾物は、食物繊維やカルシウム、鉄分などの栄養素が生よりもアップしているものが多くあります。
例えば、
・切り干し大根…食物繊維、カルシウム、鉄分を多く含みます。定番の煮物の他に、ツナとマヨネーズで和えてサラダ風にしたり、お好み焼きを作るときに、キャベツの代わりに使ったりすることもできます。
・桜えび…カルシウムと抗酸化作用のあるアスタキサンチンを多く含みます。こちらもお好み焼きには定番ですが、パスタ、おにぎりや卵焼きに混ぜてもいいですし、冷蔵庫に残りがちな玉ねぎや人参でかき揚にしてもいいですね。
キャベツと桜えびのパスタにすると、カルシウムの他に、キャベツのビタミンCも摂ることが出来ます。冬はキャベツではなく、白菜でもいいですね。
・高野豆腐…たんぱく質、カルシウム、亜鉛などを多く含みます。今は、戻し時間の短いタイプのものがあり、手軽です。青菜、人参とお出汁で炊いて、卵とじに。
・干しシイタケ…日光を浴びることで、ビタミンDに変化するエルゴステロールや、脂質の代謝を助けるビタミンB2を多く含みます。スライスした乾物なら、戻し時間が短く、チャーハン、茶わん蒸し、混ぜご飯の具などに便利です。
他にも、わかめ、とろろ昆布、お麩は、汁物の具にすぐに使えて便利ですし、春雨や素麺は主食にも汁物やおかずにも使えます。青のりや胡麻はおにぎりや和え物、炒め物、揚げ物の衣などの風味づけにも適しています。
乾物は、開封したら、湿気ないよう密閉し、冷凍庫や冷蔵庫に保存した方がよいものもあるので、ご注意ください。
乾物は見た目、干からびて地味ですが、天日の「陽の気」をたっぷり浴びていますから、日照時間が少ない、陰の季節の冬に食べることは、陰陽のバランスという点で、理にかなうことです。そういえば、伝統的なおせち料理には、乾物が多いですよね。今は、全てが天日干しではありませんが、単に水分が抜けただけではない、乾物のパワーってすごいですね。
素材缶
さて、缶詰は、最近は、おつまみやカレーの種類が充実していますね。素材缶は、調理の手間をだいぶ短縮できますし、保存のための添加物がないのが安心です。栄養成分としては、例えば、トマトの水煮缶は、生のトマトよりもリコピンや旨み成分のグルタミン酸が多いですし、サバの水煮缶は、DHAやEPAが多く含まれ、栄養価は生と比べてほぼ損失がありません。
私は、保存食用に、
1 豆(水煮)
2 肉(鶏ささみ、焼き鳥レバー、コンビーフなど)
3 魚介類(ツナ、さんま蒲焼、さば味噌煮、さけ水煮、あさり水煮など)
4 野菜(トマト水煮、野菜ジュース、マッシュルーム、ミックスべジタブルなど)
5 果物(みかん、フルーツミックスなど)
の5種類が揃うように、適宜ストックしています。どれも手頃な価格です。
もちろん、生鮮食品のビタミンや酵素の力も必要ですし、美味しいですが、いざという時のために、乾・缶を上手に活用できるように準備しておくといいと思います。
富士堂漢方薬局飯田橋店 寺島
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