2018.09.25婦人科(月経・おりもの・更年期)
月経不順・生理不順の基礎
概念
生理不順は大きく分けると、月経期不順と月経周期不順です。
月経期不順には過多月経、過少月経、不正出血。
月経周期不順には稀発月経、頻発月経、乱れ月経(経乱)、無月経。
過多月経:月経期間がダラダラと8日以上続く状態。
過少月経:月経が2日以内で終わってしまう状態。
不正出血:月経期以外の出血(排卵出血を除く)。
稀発月経:いつもの周期より7日間以上に遅れ、連続3周期続いている状態。
目安周期は35日間以上
頻発月経:いつもの周期より7日間以上に早め、連続3周期続いている状態。
目安周期は21日間以内
乱れ月経(経乱):いつもの周期より7日間以上遅れたり、7日間早く来たり、連続3周期続いている状態
無月経:3ヶ月以上月経が来ない状態。生理的な原因(妊娠・哺乳など)を除く
検査
内分泌検査
血中のエストラジオール(エストロゲン)
プロゲステロン(黄体ホルモン)
黄体形成ホルモン(LH)
卵胞刺激ホルモン(FSH)
乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)
甲状腺ホルモンなどを測定します。
基礎体温測定BBT
毎朝起床時に、婦人体温計を用い基礎体温の計測を行います。排卵の有無や排卵日を推定できます。
画像診断(エコー検査)
エコー検査法を用いて、子宮の大きさ、位置などをチェックすると同時に卵巣のようすも観察します。
原因
一次性の原因
・ダイエット
・ストレス
・生活習慣不規則(睡眠不足・喫煙・飲酒など)
・年齢(青春期や更年期など)
・薬の影響
二次性の原因
・下垂体の病気(高プロラクチン血症など)
・甲状腺の病気(甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症など)
・子宮の病気(子宮内膜症・子宮筋腫・腺筋腫・子宮ポリップなど)
・卵巣の病気(卵巣のう腫・多嚢胞性卵巣症候群・卵巣機能低下など)
西洋医学治療概要
基本的にホルモン剤(ピル)やクロミフェンで人口周期を作ります。
二次性だったら、元の病気を治療する。
中医学的な病名、基本病機
月経先期(血熱・気虚)
月経後期(寒凝血瘀・血虚)
月経不定期(肝気鬱結・脾腎虚損)
月経痛(気滞血瘀・寒凝血瘀・気血両虚)
不正出血(血熱・衝任損傷・中気下陥)
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